情報

手指の腱鞘炎は悪化する前に!お灸でのケアがおすすめ

手指の腱鞘炎は、パソコン作業やスマートフォンの使用が増える現代において、特に多くの方が悩む症状の一つです。指の腱や腱鞘に炎症が起こることで、痛みや引っかかり感、動かしにくさが現れます。ひどくなるとバネ指(弾発指)と呼ばれる状態にまで悪化することがありますが、その前にケアを行うことで症状を軽減することが可能です。

そこで注目したいのが、「お灸」です。お灸には消炎作用があり、腱鞘炎の初期段階で感じる「違和感」や「引っかかり感」があるうちに施術を受けることで、悪化を防ぎ、回復を促進する効果が期待できます。

腱鞘炎とバネ指の初期症状

腱鞘炎の初期段階では、以下のような症状が現れることがあります。

• 指を動かしたときに違和感を感じる

• 指の付け根や手首に軽い痛みがある

• 指を曲げ伸ばしする際に引っかかる感じがある

これらの症状を放置すると、炎症が進行し、バネ指へと進展する恐れがあります。バネ指とは、指の腱が腱鞘で引っかかり、指がまっすぐ伸びない状態を指します。指を伸ばそうとすると「パチン」と弾かれるような動きが起こり、ひどい場合は痛みや動かしにくさが強くなり、日常生活に支障をきたすことがあります。

お灸の効果と腱鞘炎へのアプローチ

お灸は、古くから東洋医学で使用されてきた療法で、体内の気血の巡りを改善し、自然治癒力を高める効果があります。特に腱鞘炎に対しては、以下のような効果が期待できます。

消炎作用:お灸の熱刺激が局所の血行を促進し、炎症を和らげる働きをします。

痛みの緩和:血流が改善することで、痛みが和らぎ、動かしやすさが増します。

予防効果:初期の違和感や引っかかり感の段階でケアを行うことで、症状の進行を抑えることができます。

腱鞘炎の予防とお灸ケアのタイミング

腱鞘炎の予防には、無理のない範囲での指のストレッチや休息が大切ですが、すでに違和感や引っかかり感が現れた場合には、お早めにお灸を取り入れることをおすすめします。特に、腱鞘炎がバネ指に悪化する前の段階でお灸を行うことで、炎症が鎮まり、症状の進行を食い止めることができます。

まとめ

手指の腱鞘炎は、早めのケアが肝心です。お灸の消炎作用を活用し、初期段階の違和感や引っかかり感を感じたら、ぜひお試しください。当院では、経験豊富な鍼灸師が丁寧にお灸を行い、皆さまの手指の健康をサポートいたします。お気軽にご相談ください。

-情報